社交ダンス バレエ経験者には得?初心者の勘違い3つの気をつけるべき事

人気記事でしたのでリライトしました。(2020年1月5日)
「社交ダンスをするならバレエをしないこと」と言われ、不思議に思ったことはありませんか?バレエの癖が抜けなくて困っていたりしませんか?社交ダンスも、バレエもダンスですから、共通点もありそうだし、バレエをやってる人は社交ダンスで得だと思われるかもしれませんが、ちょっと違うようで困っていたりしませんか?

先日、新しいフランス人リーダーのニキータ先生が、クリスマスのギフトということなのか、それとも単純に自分が行きたかったのか、バレエ鑑賞のサプライズをプレゼントしてくださいました。
キアヌのバレエ団です。なんとも美しい「くるみ割り人形」になんとも感動をしました。
あの優雅な踊り、、それだけの筋力が使われていることか。そして体型維持の為のダイエット、上に上がるための筋力、、
あの優雅なふわっとした動きには、どれだけの筋力が使われているのかがわかるので、思わずお腹に力が入って、しまったり、帰宅後はステップを踏んでみたりいたしました。
さて、ショーの間ずっと考えていた事は、バレエと社交ダンスの違いでした。バレエにもペアのシーンがありますし、一件、余り変わらないような気もします。
けれども、身体の使い方は異なるので、ペアでも単体に見え、それが綺麗な絵になっていました。
バレエと社交ダンスの違いは
バレエをやっていると社交ダンスで得だと思われますが、この二つのダンス、決定的な違いがいくつかあります。
リードフォローがない
バレエは、主に一人か大人数、もしくはペアでも、バラバラに踊るダンスですから、自分で踊るものです。ということは、社交ダンスに必要な、身体の中から使うコネクション神経を使わないということにあります。
上半身が違う
バレエは上半身を真っすぐにキープしなければいけません。上半身は常にまっすぐに動くので、バレエの動きは、上半身は滑らかというより、なんとなく線のように綺麗に見えると思います。

社交ダンスは、上半身の動きも非常に大切です。上半身を固めれば、まず相手とのコネクションも取れないし、背中が踊りませんから、社交ダンスらしくないダンスになってしまいます。
足先が違う
足先の使い方も異なります。バレエは、つま先の先まで使いますが、社交ダンスは、つま先を使っても、足裏のほうを使います。
つま先まで伸ばすことがあっても、バレエのようにつま先の先で歩くことはまずありません。
精神が違う
クラシックバレエであれば、スタンダードダンスと発祥は同じですので、「美しさ」を基準としている事は間違いありません。けれども、バレエの身体の使い方はどちらかと言うと、ラテンダンスに近いのではないかと思います。
そうすると、ラテンダンスとバレエでは、精神は全く異なり、バレエ特有の、優雅で静かな美しさ、というものがどれだけラテンダンスで生かせるのかということもあるのかもしれません。
個人的には、ラテンダンスも、バレエのように優雅に踊れたならば、そのアートはとても素敵だと思います。けれども、骨盤の動くラテンダンスには、どうもその高貴な優雅さは出しづらいのではないかと思います。
バレエを習ったほうがいい
ではだからと言って、バレエが社交ダンスラテンに役に立たないかというとそうでもないと思います。例えば、回転ですが、社交ダンスでも回転はかなりあります。
バレエをやっていると、回転の時の身体の使い方が美しく、社交ダンスに少し取り入れれば美しい動きになるでしょうし、手足をまっすぐにする使い方は、バレエをしていた方は本当に美しいです。
「社交ダンスをするならバレエをするな」には語弊があり、社交ダンスをしてバレエを習うなら、違いを知ったうえで習えというほうが正しいのではないかと思います。
バレエの先生は上半身の動きを止めるでしょうから、結局はどちらかに留まることになると思いますが。回転と手足の伸ばし方は、バレエの先生にアドバイスを頂くと、何かヒントが得られるかもしれません。
私も実は、スタンダードダンスの魅せ方の勉強と筋肉維持で、バレエを習いたいなと思っているところです。
昔バレエをやっていて、今社交ダンスで悩んでいる方も、身体の使い方さえ変えれば無敵になるはずですので、先生に上半身と足先の使い方を教えて頂ければ、本当に優雅な社交ダンスを踊ることができるのではないかと思います。
バレエを習っていて社交ダンスを始めた人は、体幹がある分得ですから、十分に得点を生かしてみましょう。「やっぱりバレエやってたし綺麗だね」という事になるのでしょうね。楽しみです。
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